双六二等兵

ポッケにさすらい 心に旅を 日々を彷徨う一兵卒の雑記帖

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白じゃないのが欲しいのだ

|着物| |手仕事| 梅雨に入る前に、と押入れの奥のガラクタを整理して居たら、大昔に買い求めてあった未開封のダイロンの染め粉が出てきた。あー、確か何色か買ってTシャツ染めたんだったなぁ。もう四半世紀程も前のことである。コールドタイプので色はタータングリーン。ビニル袋が二重になって居たお陰であろう、容器自体に古びた様子は無く、見たところそのまま使えそうである。捨てるのも勿体ない気がするし、手近に何か染めるよなもの在ったかしらん…。そこで咄嗟に思い付いたのが、和装用の肌着(笑)。…

新しい腰紐

|着物| |手仕事| 自分で腰紐を作ってみたよ。 奥が腰紐 (幅3.5㎝・長さ210㎝) 。手前が胸紐 (幅5㎝と少々・長さ210㎝)。 着物の着付けは、断然「紐派」である。着始めた頃にはゴムベルトやら何やら、簡単便利を謳う今様の商品を使ったことも在ったが、伸縮性の在る方が着崩れにくいと思いきや、案外そうでも無いと気付き、以来ずっと紐を愛用して居る。 腰紐の代表的なものはモスリン紐で、是は安価な上、入手が容易なのも利点であるため、特に疑問を持たずに愛用してきた。ところが、少し…

アランのカーディガン

|手仕事| |本| 『編みものワードローブ』より「アランのカーディガン」仕上がる。 昨年末に取り掛かって、有意義な無為の正月休みを費やし、小物で小休止を挟むなどしながら、ちまちま進めて居たのが仕上がった次第。実は是、編むのは二回目なので、正確には「アランのカーディガン・二号」 一号はかれこれ十年程前に編んで、とても着やすいし、本当に大好きでしょっちゅう着て居たのだが、一昨年にストーブで焦がして大きな穴を開けてしまい、泣く泣く処分。どうしても復活させたくて、再度奮起して編むこと…

働く仲間

|モノ| |手仕事| 『フォルゴーレ号』の荷台、つまりリアキャリアへ、荷物積載のための箱様の何らかを取り付ける予定であることは、以前にちょろっと書いたけれども、暑いだの疲れただのと云い訳ばかりしては、なかなか取り掛かれずに居たのを、先日のゴーヤーで幾らか復調したのに気を良くして、いよいよ実行したのである。 本来ならば、自ら寸法を測って簡単な図面を書いて材料を用意して...と一から拵えたいところなのであるが、一旦落っこちた気力が、どうにもそこまで戻らなくて、結局はホームセンター…

いろんな四角のアランセーター、その後

|手仕事| こないだ仕上がったセーター(★)。しかしながら、相変わらず袖の編地の伸びる様子も見られず、このままでは全く埒が明かぬのと云うので、結局は両袖をえいやっと外して、ダーっと袖口のゴム編みの所まで解いて、さくさくっと9号針で編み直したのであったよ...。 こんなことなら、最初からそうすれば良かったのよね(笑)。 比べてみました、の図。 左が編み直し後(9号)、右が編み直し前(8号)。ひと回りほど違ったなぁ(笑)。 この写真の後、スチームアイロンで整えて編地を落ち着かせた…

いろんな四角のアランセーター

|手仕事| 『編みもの修学旅行』より「いろんな四角のアランセーター」仕上がる。十年以上に渡って着倒して、すっかりボロになったセーターと、ストーブで焦がしてしまったカーディガン各一着ずつ。更には若旦那のガジガジ被害でご臨終となったセーター一着に、結局は父へと貰われていったのが(★)一着。とこの一・二年の間に四着程のセーター類が消えた所為で、何やら箪笥の抽斗の中が寂しくなってしまった。 それではいっちょ新たなセーターでも編むか、と意気込んで十一月に編み始めたのが、先頃何とかかんと…

急がぬ旅

|日々| |手仕事| 怒涛と怒涛のあいだの、少しの隙間を寄せ集めてセーターを編んで居る。 調子の波に乗っかって、随分と気分良く進んで居たのだけれど、 後ろ見頃を袖付け位置まで編んだところで、ゲージが大き過ぎることに気付く。 上からほろほろと解いて、編針の号数を一つ下げて、再度編み始め。時間と労力と、また一からの積みなおしであるが、 しかしながら別段、せっかちに急ぐ旅で無し。 年内に仕上がったら良いかな、くらいの心持ちで。 釣瓶落としの日暮れと共に、空気が冷えてきて耳がちりりと…

暮らしの手帖のアランセーター 2019

|手仕事| 『暮らしの手帖』のアランセーター、第三号である。 詳細はこちら(→◆)を参照されたし。ほぼ気にならぬ程度となった腱鞘炎の、云わば”快気祝い”みたいなものだろか(笑)。昨年十二月に入ってから、ちびりちびり編み進めて居たのが、年明けの正月休み中に編み上がった次第。以前に幾度か編んで居ることもあって、要領を得てすいすい編めた。 肝心のアラン模様はごてごてして居らず、武骨ながら美しいデザイン。それに何しろこのパターン。実に着易い作りとなって居るのが最大の魅力なのだ。冬の朝…

編み物賛歌

|手仕事| 『編みものともだち』より「アランロングカーディガン 二号」仕上がる。 以前に編んだカーディガン(詳細は→◆参照されたし)の色違えで、毛糸自体は当時買い求めてあったもの。 腱鞘炎を患って編み針を持てぬまま昨冬を見送り、いよいよこの秋に満を持して編み物を再開。調子に乗るといけないので、ちくちくとゆっくり編み進め、秋の怒涛の訪れる前には無事編み上がった。が、丁度良いボタンが見付からずに、今の今まで仕上げを保留してあったのを、先日、直径15mmのオリーヴ材のウッドボタンを…

ワクワクカーディガン

|手仕事| 『編みものともだち』より「アランロングカーディガン」仕上がる。いやあ。こんなに編むのが愉しくて仕方の無かったの、初めてだったなぁ。まるで魔法のよなカーディガンだ。目にした当初は「なんじゃこりゃ?」と一寸奇妙な…もとい、ユニークな模様たちがモリモリ勢揃いな上、写真での編地の感じから、身幅がギュウっと縮みそうに見えたため、心を惹かれつつも、ずっと一歩が踏み切れずに躊躇して居たのだけれど、久しぶりに本を開いたら、うん。やっぱり編みたいぞ!となって、前回のセーターを編み終…

ハンサムセーター

|手仕事| 年明けから編み始め、ちまちま進めて二週間と少々。 久々のセーターはシンプルなアラン模様の、ハンサムな一枚である。『アラン&ガンジーニット』より「メンズアランセーター」を。テキストの指定糸はブルックリン・ツィード社の”シェルター”(並太〜極太相当)なのだが、仕事にも着る普段着にそんな高級糸は分不相応故(笑)、昨年中に買い求めておいた、アルパカ混のやや細目の並太糸を使用した。杢調のメランジ糸は”葡萄色”と在ったが、実際にはグレーがかった藤色と云ったところで、明る過ぎず…

サマーパンツ、或いはモンペ

|手仕事| |本| 『暮しの手帖』に掲載の”サマーパンツ”を拵えてみた。 使用したのは110cm幅のコットン生地で黒と青のチェック柄*1。作り方はもの凄く簡単だし、縫い代込みだし、パーツもたったの二枚のみ。中表に重ねた生地の片方へ型紙の線を写したら、二枚一緒に裁断。一部曲線は在るものの、後は殆ど直線縫いでダーっとミシンかけるだけだから、あっと云う間に出来上がる。 本来、ウエスト部分はバイアステープを表へ縫い付けて、其処へゴムを通すお洒落仕様(見えても良いよに)なのだけれども、…

自分用

|手仕事| 久々の自分用イエネコ装身具は、白黒ブチ子さん。 ほっぺた真ん丸で些かぽっちゃり気味だけれど、気立ての良い娘っこです、と云ったところかな? 白の部分が多いと汚れが目立ち易いのだけれど、ブチ柄の猫を拵えるのは、ブチの位置だとか塩梅だとかを考えるのが結構愉しい。

ネコ目ネコ科 其の四

|手仕事| ネコ属云々イエネコ装身具製作も、ちょいと暫く一休みするかな...などと思って居ったらば、ここのところ立て続けに引き取られて行っため、一旦下ろしかけた腰を上げて、もう一踏ん張りじゃ。 +++ ”三毛娘”と”白茶ブチ親分”。 【左】ちいとあどけなさの残る顔立ちの三毛娘は、姐さんと呼ぶには未だ未だの齢若い娘っこ、と云ったところでしょうか。恐らくは、ちゃきちゃきしたお転婆さんかな。お三味線や小唄の修行を積んで、是非とも素敵な三毛姐さんになって欲しいものです。 【右】白茶ブ…

ネコ目ネコ科 其の三

|手仕事| 地味にチクチク製作を続けて居る、ネコ属云々イエネコ装身具。 先頃新たに加わった、男盛りな二匹の男子をご紹介。 米短毛君。 アメショのよな、主張もコントラストもはっきりした縞模様は、ぐずぐずと躊躇しながらやると大抵が失敗を招くので「えいっ」と覚悟を決めて、潔くチクチクと刺し付けましたヨ。地色の薄いグレーを全体へ均一に着色するのも一苦労で難儀しましたが、何とか様子良く仕上がったでしょうか。 キジ白さん。 キジ猫の着色は意外と難しく、大抵は二〜三色を混ぜながら塩梅を探り…

続・続・ネコ目ネコ科

|手仕事| ネコ属云々でイエネコな装身具、二匹。 ”白キジ親分”と”ハチワレ君”。 【左】立派な下膨れに仏頂面の、白キジの親分さん。細道でばったり出くわしたら「どうぞどうぞ」と道を譲ってしまいそな、どっしりの貫禄です。 【右】ハチワレ君は青い目の男前......でも良かったのに、案の定。小細工の誘惑には勝てず(笑)、鼻下のちょびヒゲなど足してしまいました。 +++ 箱入り猫たち。 この箱は、以前にG様より手製の焼き菓子を頂戴した際に、その焼き菓子が入れられて居た舶来ビスケット…

面影チクチク

|手仕事| 何と無く思い立ってチクチクと、 爺様こと故アーロンを拵えてみた。 若い頃のアーロン、こんな感じだったかな。 ちんまりした感じは出せたかな。 それ程似て居ないよな気もするけれど、 それ程似て居ないくらいで、丁度良いや。

続・ネコ目ネコ科

|手仕事| 一日一善ならぬ、一日一猫か。 チクチク作り溜めた、ネコ属云々でイエネコな方々をどどーんと。 +++ 三毛二匹。 【左】目元のきりりとしたハチワレ三毛は、粋な縞柄のお召が似合いそな別嬪さん。お三味線のお師匠さんか。はたまた壷振り姐御か。 【右】一方こちらはみっちり、どーんとした女子らしからぬお顔...。と云うのも、当初は雄猫として作り始め、途中から三毛へと変更になったためです(笑)。 キジトラ君と白黒ブチどん。 【左】愛嬌の在る坊ちゃん風情のキジトラ君。トラ柄が坊ち…

ネコ目ネコ科

|手仕事| ネコ属云々でイエネコな方々。 チクチク細工の獣ブローチも数をこなす内に、段々と様子良く拵えられるよになって参りました。目の塩梅など表情の付け方如何で、印象も随分と違ってしまうため、その辺りが未だ難しいところなのですが、肉付けの凹凸を丁寧に形作って、下地をきれいに整えることと、色付けの羊毛は細かくほぐして、少量ずつ差しつけること。どうやらこの辺りが、きれいに仕上げるコツである風です。何かと根気強さが試されて居ります...(笑)。 +++ 白黒ブチさんとシャム子さん。…

続・ハードボイルドな獣ブローチ

|手仕事| 獣たち、チクチクと地味に増殖中。 チベットスナギツネとアリクイの二匹は、 早くも手元を離れ、其々に貰われて行ったのであったよ。 +++ 先だっての”三毛姐さん”を作り直した。 どうも出来映えがいまひとつだったので、潔く最初から作り直した次第。ベースの肉付けが出来不出来に大きく拘わってくるのですが、幾つか拵える間に、だいぶ要領を得て参りました。一寸キツめな面相は継承して、毛模様などの細部を変えてみました。 ワオキツネザルとオコジョ。 【左】ワオキツネザル。ボディ自体…

ハードボイルドな獣ブローチ

|手仕事| |本| 羊毛フェルトで、獣ブローチなんぞチクチクと製作して居る。羊毛フェルトの動物ブローチ作者: のそ子出版社/メーカー: 文化出版局発売日: 2015/12/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る実のところ本書を手に取るまで、巷で人気の羊毛フェルト細工とやらには、てんで興味が無く、又、縁も無かろう、とばかりに思って居たのだけれども、いやはや。思い込み撤回である。何しろ、こんなブローチなら是非とも作ってみたい!(そして、是非と…

私のニッターズバッグ

|手仕事| ほ〇日『Miknits』の”ニッターズバッグ”(◆)が大変に格好良いのだけれど、案の定、結構なお値段なので、ならばまた性懲りも無く自分で作りましょ、と。 自分で勝手に『Miknits』第二弾(?)は、その名も”MAD KNITTER'S BAG”なのじゃ。 使用したのは扱い易い11号帆布で、布幅110cmのものを1m。多少汚れても目立たぬよに、色はマスタードを選び、作業に取り掛かる前に、一旦水洗いして乾かしておいた。チャコペンをひいて全てのパーツを裁断したら、折り…

羊だらけの帽子

|手仕事| 編みエンジンが始動してきたところで、もひとつ編んでみた。お帽子だヨ。 今回編んだのは、Kate Daviesさんの『sheep heid』 このニッターさんのデザインでは、以前にもやはりフェアアイルの帽子を幾つか、Ravelryで購入したパターンから編んで居るのだけれども、色使いから糸選びまで、どれも皆本当に素敵で大好きだ。御本人も作品同様にお洒落で素敵な女性。(Kate Davies Designs→◆) +++ 全景。 『sheep heid』と云うだけあって…

修学旅行と珈琲豆

…なだろ。愉しみだ。 |手仕事| と、はやる心をなだめるべく『Miknits』にて目にした ”コーヒー豆の指だし手袋 ”が素敵だったもので、 小生、無謀にも、見よう見まねで編んでみたのである。 何より肝心なのは、この珈琲豆のよなパターンなのだけれども、東欧の編み込み図案に同じのを見付けたので、それを本家と照し合せ*1、先ずは方眼用紙に図案を起こした。この編み込みのパターンから目数と段数を割り出したら、ゴム編みや親指など他の箇所も、三号針と中細糸と云うところで大まかな検討をつけ、…

男子倶楽部

|手仕事| |若旦那| |忍び| 何だか手持ち無沙汰だったので、首輪に襟などくっつけたのを拵えてみた。 拙宅の猫どもは揃って男子だもので、せいぜいこの程度が精一杯である。 以下、ホビ家の男子倶楽部。 【会長】些か納得のゆかぬ風の若旦那。いやいや、男前ですヨ。 【副会長】忍びちゃんはタキシード猫だけあって、シャツ襟で正装か。

青い赤マフラー

|手仕事| 青マフラーだけど赤マフラー、なのである。 一体、何のこっちゃ?とお思いでしょうが、テキストには赤い毛糸の『赤マフラー』と、青い毛糸の『青マフラー』が並んで載って居り、其々パターンが異なるのだけれども、私は赤の方のパターンで青いマフラーを編んだ、と云う訳であります。 以前に特売で買い求めてあった、明るい青の”プリンセスアニー”を使用。指定糸の”シェットランド”とは色も太さも似て居るので、是にはぴったり。ただし玉数が一玉程少なかったため、長さはちょいと短めとなった。恐…

ロピーのカーディガン

|手仕事| 自分用のロピーカーディガン、仕上がる。 依頼されたセーターを一着、正月明けに納品し、ちょいと手休めを挟んで、すぐさま念願のロピーに着手。太糸太針で面白いよにざくざくと進み、月半ばに完成。実に愉しいカーディガンであった。 使用したのは、ロピー用の”アラフォスロピ”と云うアイスランド産の毛糸で、100メートル・100グラムの大玉、撚りの甘いロービング糸。是を14号の針を使って(ゴム編みは12号)編む訳だが、カーディガンの場合、輪に編むセーターと違って往復編みが用いられ…

手休めの襟巻き

|手仕事| 裕福な御婦人より、お友達への贈り物として依頼を受けて居た、タートルネックのアランセーターを正月明けに無事納品。ほっとしたついでに、余った毛糸で襟巻きなんぞ編んでみた次第。 昨年購入したテキストに見付け、こんなのよく婆ちゃんたちが巻いて居るよなぁ、と。でも実は案外かあいらしいのじゃないか、と。毛糸が細かったため二本どりにしたのだが、そのお陰で少し厚みが出てしっかりとした作りに。輪になったスリットの部分は、一目おきに別針にとって、目数が半分になったのを其々編んだら、再…

裕福な御婦人のためのセーター

|手仕事| 『編みものともだち』より「ガンジーセーター」仕上がる。 件の御婦人より「是非とも!」と注文を受けて居たのが、このガーンジーセーター。私自身も編みたいと想った作品で愉しみだったのだが、いやはや。是がとんだ曲者なのであった。毛糸の入荷が大幅に遅れるは、ようやっと届いたら届いたで、いざ編み始ればゲージが合わないは。結局一玉半も余計に掛かって、追加注文したのだけれども、針の号数も指定毛糸もテキスト通り。己の手の緩いのは自覚済みなので、きっちり詰め気味に編んだにも拘わらず、…

丸ヨークのセーター

|手仕事| 自分用のセーター、仕上がる。 頼まれものがずっと続いて居たので、なかなか自分のために編むことができなかったのだが、ようやっと手が空いたので、今季初めの一枚にロピーセーターを選んだ次第。 ロピーとはアイスランドの伝統柄。フェアアイルに比べると色数も少なく、模様も単純で些かざっくりとした佇まいだけれど、何処かほのぼのと、北国の素朴な愛らしさが在って良いな、と想うのである。今回は珍しく、テキスト通りに指定糸”ハマナカ・アランツィード”を使用。羊毛にアルパカをブレンドして…

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